二人の感情
「はぁ…はぁ」
早く逃げなくちゃ、そう思っているんだけど足がどんどん動かなくなっていく。動け、私の足、もうあんな所には戻りたくないから
「-っ!!」
目の前に大きな壁が、どうしよう…行き止まりだ。
ダッダッダッダッダッダ
「行き止まりだな」
そう言って私を追って来た奴らが追い付いてきた。
奴らの手には銃が握りしめられていた。
「言う事聞いてくれないかなぁ…?」
そう言って私にじりじりと迫って来る。あぁダメだ、そう思った。
その瞬間…
「まて!!」
一人の少年が飛び出してきた。彼は私の方へ走って来て手を差し出した
「早く!逃げたいんだろう?」
私はためらうこともせず彼の差し出された大きな手を握った
それが彼との出会いだった
彼の名前はドレイング・マーク、18歳でクリーム色の髪でいつも深緑のサロペットを着ている。ドレに会って私は一度もドレの笑った顔以外見たことがない、初めて会って私が泣いている時もニコリと笑って私を一生懸命に励ましてくれた
「ユティ、準備終わった?」
「うん」
ユティとは私の事だ。
「じゃあ行こうか」
ドレは私の事情も聞かずに家に居させてくれる。でも、このままなわけにはいかないし、本当の事は言わなきゃならない時がきっと…
「ユティー早く~!!」
僕は町でショーをやっている、いわゆる役者だ。そのショーに今日、ユティが一緒に来ることになった。ユティは18歳で金髪で瞳は透き通った空色、白とピンクのきれいなドレスを着ている。昔から変わっていない。
「ドレ?何ニヤニヤしてるの?」
ユティが顔を覗きこんできた。
「いや、別に?それより」
僕はクルっと向きをユティの方に向きかえって言った
「良い?今から走るからね。」
「え…?」
町
「はぁ…はぁ…」
「ユティ大丈夫?」
涼しそうな顔で笑っていた。
「もう、何でいきなり走ったの!?」
「え?だって」
終わりだよ(´艸`*)
テスト勉強の息抜きだったり((←
やる気があれば続く
遊